出雲國神仏霊場とは

神々のふるさと出雲の国。
神話に彩られた数多くの神社・仏閣が昔ながらの美しい景観の中で
静かなときを刻んでいます。神無月といわれる十月も、この出雲では
神在月と呼ばれ、全国の八百万の神々が集われて、信仰に基づいた
祭事や伝統行事も数々行なわれています。

また宍道湖と中海を囲んで 海、山、川の美しい景色と、人々の心豊かで
つつましやかな生活が一体となってあり、古くから「ご縁」を大切に
してきました。 「出雲國神仏霊場」はここに由緒ある二十の神社と
仏閣を訪れる巡礼の道であり、この地をゆっくりと歩き、大自然
の中で生かされている自分を発見し、心の安らぎを感じていただくことを
念願しています。 
  ・・・・・・出雲の国「社寺縁座の会」発行   「ご縁の道 心の旅」より

神仏や宗派、県境を超えて島根と鳥取県の20社寺でつくる
出雲の国『社寺縁座の会』では、神仏霊場巡拝を行っています。

巡拝は、宍道湖と中海を囲むように立地する20社寺を巡るもので、
第1番の出雲大社から第
20番の日御碕神社までを順番に巡ると「8」の字
になります。

神仏霊場のシンボルマークも8の字で、無限大の意味も表しています。

各社寺の巡拝者には、朱印と護縁珠(ごえんじゅ)を500円で授与。
護縁珠は、雲州そろばんを活用した木製の数珠で、紐を通すと首に
掛けることができます。


朱印には、それぞれの神社・仏閣を象徴する漢字一文字が書かれており、
お守りとしてはもちろん、旅の記念にもなります。

20社寺は次の通り。

(1)出雲大社(出雲市)(2)鰐淵寺(同)(3)一畑寺(同)
(4)佐太神社(松江市)(5)月照寺(同)(6)賣布神社(同)
(7)華蔵寺(同)(8)美保神社(同)(9)大神山神社(米子市=本社)
(10)大山寺(大山町)(11)清水寺(安来市)(12)雲樹寺(同)
(13)平濱八幡宮・武内神社(松江市)(14)八重垣神社(同)
(15)熊野大社(同)(16)須我神社(雲南市)(17)峯寺(同)
(18)須佐神社(出雲市)(19)長浜神社(同)(20)日御碕神社(同)

 松江商工会議所などでつくる「神仏霊場ブランド創出実行委員会」が
出雲国神仏霊場」にちなんだオリジナル工芸品を開発しました。
新たな観光の魅力づくりが目的で、地元の工芸作家が手掛け
松江市の月照寺で作品発表会があり、関係者が匠の技に見入りました。


 神仏、宗派を越えた二十社寺の霊場巡りに取り組む「出雲国社寺縁座の会」
の活動を観光振興につなげようと、各社寺にちなんだ新しい商品作りを進めてきたもので

完成作品は「和のこころとかたち」をコンセプトに地元工芸作家が、
抹茶茶わん、和紙レターセット、燭台など九社寺にちなんだ十七点を創作しました。

神仏霊場ブランド

松江市の八重垣神社からは、桜材の八角形の「鏡」、「宝石箱」、結婚指輪などの大切な
宝を納めておきたい「姫小箱」等が展示されました。いずれも装飾は神社のシンボル
《二葉の椿》などを丁寧に仕上げた銅細工であしらってあります。
【銅工芸 トム・工房 みやざき洋子 製作】 

宝石箱のふたの裏側には、 
 「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」 
と ”スサノオの尊”が詠んだ、日本初の和歌が彫刻してあります。

銅細工の繊細さがわかりますか?

八重垣神社 (やえがきじんじゃ)
縁結び、夫婦和合、授児、安産、厄難除、災難除
古くから出雲の縁結びの大神として知られている。 
八岐大蛇(やまたのおろち)退治で名高い素盞鳴尊(すさのおのみこと)
と稲田姫命(いなたひめ)の御夫婦が主祭神。

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八角形の鏡の「八重垣神社の印」と、
宝石箱の蓋の裏の「和歌」は、当店で彫刻させて頂きました。